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【1話目】整理整頓はただただ見た目をきれいにするだけじゃ意味ないよ!

あなたも聞いたことがあるでしょう「5S」

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5Sとは以下に記載する5つの活動の頭文字を取った言葉で、職場の環境を綺麗に維持したり、改善をしていく上で用いられるスローガンであります。

 

  1. 整理
  2. 整頓
  3. 清掃
  4. 清潔
  5. しつけ

整理整頓という言葉もよく聞きます。確かに整理整頓ができているだけでも、作業の無駄がなくなり、仕事の効率がアップします。整理整頓は基本的な部分であり、基本ゆえにとても大切な部分となります。

 

しかし、整理整頓を少し間違えて認識している人もいます。

 

「きれいにする」ことがゴールではない

見た目を綺麗にモノを置くことが整理整頓だと思っている方が多いです。それでは目的のある整理整頓ではありません。

 

例えば本棚を整理整頓するときに、本の大きさを取り揃えて収納します。もしくは書類の入ったファイルを大きさや色別に揃えて並べるときれいに見えます。多くの人がこれで整理整頓できたと満足していることが多いです。

 

しかし、整理整頓を考えるのであれば、「いらないもの」「必要でないもの」を捨てる必要があります。

 

整理=「いるもの」と「いらないもの」を分けて、「いらないもの」は捨てる

整頓=「必要なもの」を「必要なとき」に「必要なだけ」取り出せる状態にすること

*1

 

仕事の生産性や効率をアップできなければ整理整頓とは言えないのです。本当に要るものだけを残して、それを必要な時に効率的に使うことができて初めて、仕事の生産性や効率がアップするのです。

 

整理整頓の鉄則は、「今日、必要なもの以外はデスクの上に出さない」こと

今日の仕事で必要なものは一体どれだけあるのでしょうか?今日の仕事で使用するものは、その中のほんの一部でほとんどのものは使わないはずですよね。。しかもその中には半年や一年間くらい使っていないものもあるはずです。

 

書類も文房具も今日使わないのであれば収納しておきましょう。そして自分のデスクがある人であれば、帰宅する時にはデスクの上には何も残っていない状況が理想です。

 

おそらくデスクの上がぐちゃぐちゃな人ほど、仕事が後回しになりトラブルを起こしがちではないでしょうか。反対にデスクの上が整然と片付けられている人ほど、段取りよく仕事をこなしているはずです。

 

きれいに見せる事が生理整頓ではありません。しかし正しい整理整頓ができていれば自然にきれいに見えるようになります。きれいさを目指すのではなく本当の整理整頓を意識して実践していきましょう。

*1: トヨタ 仕事の基本大全 P.81より抜粋